給与・税金・保険働き方を考える

バイトの時給計算はどうやる?基本の計算式・早見表・深夜割増や交通費を踏まえた手取りの出し方

バイトの時給計算は時給×時間だけでは終わりません。基本の計算式、時給早見表、深夜割増・残業代の計算例、交通費込み・抜きで変わる手取りの出し方まで、具体的な数字でまとめて解説します。

自分に向いているか、気になるなら

まずは「合う働き方」を知ろう。

無料・登録不要 / 12問・約3分

無料で適性を診断する
この記事の目次

求人票の時給に、シフトの時間をかけただけの数字と、

実際に振り込まれた給料が、

微妙に合わないと感じたことはないでしょうか。

多くの人は「時給×時間」の一発計算で、

月収を見積もりがちですが、

深夜の勤務や残業、交通費の扱いによって、

実際に受け取れる金額はそこから変わってきます。

この記事では、時給計算の基本の考え方から、

早見表を使った月収の目安の出し方、

深夜割増・残業代を含めた計算方法、

交通費込み・抜きで変わる手取りの計算まで、

具体的な数字を使って整理します。

読み終える頃には、求人票や給与明細の数字を、

自分の手で確認できるようになるはずです。

電卓を叩く前に、まずは自分の勤務が、

以下の3項目に当てはまるかどうかを、

確認しておくと計算の見通しが立てやすくなります。

確認項目 当てはまる場合に見るべきセクション
22時〜5時の勤務がある 深夜割増・残業代を含めた時給計算のやり方
1日8時間・週40時間を超える勤務がある 深夜割増・残業代を含めた時給計算のやり方
交通費が時給に含まれているか不明 交通費込み・抜きで変わる実質時給と手取り計算

該当する項目があるほど、

「時給×時間」の一発計算だけでは、

実際の給料とズレやすくなります。

スポンサーリンク

バイトの時給計算の基本(時給×時間の考え方)

まずは、時給計算のいちばん基本になる、

考え方から確認していきましょう。

基本の計算式と1分単位の考え方

バイトの給料は、基本的に、

時給×実際に働いた時間で計算されます。

たとえば時給1,100円で5時間働けば、

その日の給料は5,500円です。

多くの人は「15分単位で切り捨てられる」と、

思いがちですが、労働基準法上は、

働いた時間は原則として1分単位で計算する、

というのが基本の考え方です。

勤務先が独自に15分単位の丸め処理をしている場合、

その運用が自分に不利になっていないか、

給与明細と照らして確認しておくと安心です。

休憩時間・遅刻早退の扱い方

休憩時間は、原則として無給の時間のため、

実働時間から差し引いて計算します。

6時間勤務で休憩45分がある場合、

計算に使うのは5時間15分です。

遅刻や早退があった時間も、

働いていない分は給料の対象になりません。

シフト表の時刻ではなく、

実際のタイムカードの打刻時刻をもとに、

計算されている点を覚えておきましょう。

月収に直すときの計算式

1日あたりの給料が分かれば、

月収の目安は「1日の給料×月の勤務日数」で、

概算できます。

たとえば時給1,100円で1日5時間、

月18日勤務なら、5,500円×18日で、

額面はおよそ9万9,000円です。

シフトが毎週変わる場合は、

週の平均勤務日数を出してから、

4.3週(1か月の目安週数)をかけると、

より実態に近い月収を見積もれます。

すぐ使える時給早見表(月収の目安から逆算する)

時給と勤務日数の組み合わせで、

月収がどう変わるかを早見表で見ていきましょう。

時給別・勤務時間別の月収早見表

1日5時間勤務を基準にした、

週3日と週5日(月換算約13日・約22日)の、

額面の目安は以下のとおりです。

時給 週3日の月収目安 週5日の月収目安
1,000円 約6万5,000円 約11万円
1,100円 約7万1,500円 約12万1,000円
1,200円 約7万8,000円 約13万2,000円
1,300円 約8万4,500円 約14万3,000円

あくまで1日5時間勤務を基準にした概算のため、

勤務時間や欠勤の有無によって、

実際の金額は前後します。

月8万円・月10万円に必要な勤務時間の目安

「扶養の範囲内で月8万円くらい稼ぎたい」、

というように、目標額から逆算したい場合は、

目標額÷時給=必要な合計勤務時間で計算します。

額面の目標 時給1,100円での必要時間 1日5時間なら月の勤務日数
6万円 約54.5時間 約11日
8万円 約72.7時間 約15日
10万円 約90.9時間 約18日

同じ8万円でも、時給が1,000円か1,300円かで、

必要な勤務日数は大きく変わります。

扶養ラインを意識した早見表の使い方

学生や主婦・主夫で扶養の範囲内を意識する場合、

年収の上限を12で割って月あたりの目安を出し、

上の早見表と照らし合わせる使い方が便利です。

よく話題になる年収ラインを月換算すると、

以下のようになります。

よく話題になる年収ライン 月換算の目安
約100万円 約8万3,000円
約103万円 約8万6,000円
約106万円 約8万8,000円
約130万円 約10万8,000円

どのラインが自分に当てはまるかは、

勤務先の規模や加入している保険の種類、

家族の扶養の条件によって変わるため、

一般的には、契約している時給と、

想定シフトから月収の目安を先に出したうえで、

家族の勤務先や税務署など、

正式な窓口で最終確認する流れが安心です。

深夜割増・残業代を含めた時給計算のやり方

時給×時間の基本式だけで月収を、

計算しがちですが、深夜勤務や残業があると、

実際の給料はそれより高くなります。

深夜割増(22時〜5時)の計算例

22時から翌5時までの勤務には、

通常の時給に25%以上を上乗せした金額が、

支払われるのが一般的です。

時給1,100円の場合、深夜割増後の時給は、

1,100円×1.25で1,375円になります。

3時間分の深夜勤務であれば、

「通常分の内訳」として1,100円×3時間の3,300円に、

「割増分」として275円×3時間の825円を足した、

4,125円が深夜勤務3時間の給料の目安です。

残業代(法定時間外)の計算例

1日8時間・週40時間を超える勤務には、

通常の時給に25%以上を上乗せした残業代が、

発生するのが一般的です。

時給1,100円の人が1時間残業した場合、

通常分の1,100円に、割増分の275円を足した、

1,375円がその1時間分の給料の目安です。

シフト表の勤務時間だけでなく、

実際の退勤時刻まで確認しないと、

残業代の計算漏れに気づきにくい点に注意しましょう。

深夜+残業が重なる場合の考え方

深夜の時間帯に残業が重なった場合は、

深夜割増と残業割増が両方適用され、

割増率はさらに高くなります。

一般的には25%(残業)+25%(深夜)を合わせた、

50%程度の割増になるとされており、

時給1,100円なら1,650円が目安です。

正確な割増率は勤務先の就業規則によっても、

異なる場合があるため、給与明細の記載と、

自分の計算が大きくずれていないか確認してみましょう。

交通費込み・抜きで変わる実質時給と手取り計算

求人票の時給は、交通費が、

含まれているかどうかでも、

実質的な手取り感が変わります。

交通費が時給に含まれる求人の見分け方

求人票に「交通費込み」と書かれている場合、

提示されている時給の中に、

通勤にかかる費用分もすでに含まれています。

見た目の時給が高くても、

実際の自由に使える金額は、

「交通費別支給」の求人より少なくなることがあるため、

比較するときは注意が必要です。

交通費別支給の場合の実質時給の考え方

同じ時給1,100円・1日5時間・月18日勤務でも、

交通費が別支給か時給込みかで、

手取り感には差が出ます。

交通費別支給で往復600円がかかる場合、

18日分の交通費1万800円が、

給料とは別に支給されるため、

実質的にはその分がまるごと収入の上乗せです。

一方、時給に交通費込みの場合は、

見た目の月収からすでに、

交通費分が差し引かれているのと同じ状態になります。

通勤にかかる距離や費用によって、

有利になる求人の形は人それぞれ変わるため、

自宅からの実際の交通費を先に計算しておくと、

求人票を比較しやすくなります。

交通費の支給ルールの詳しい仕組みは、

バイトの交通費は定期があるともらえない?支給の仕組みと確認方法を解説で、

整理しています。

手取り額を計算するときの控除の目安

額面の給料から、所得税や、

一定額を超えた場合の住民税、

社会保険料などが差し引かれて、

実際の手取り額になります。

差し引かれる金額は年収や扶養の状況によって、

変わるため一概には言えませんが、

一般的には、額面のおおむね8〜9割程度が、

手取りの目安になるとされています。

正確な金額は給与明細の控除欄で、

確認するのが確実です。

時給計算でよくある勘違いと確認方法

最後に、時給計算でつまずきやすい、

ポイントを確認しておきましょう。

最低賃金を下回っていないか確認する方法

最低賃金は都道府県ごとに定められており、

毎年10月頃に見直されるのが一般的です。

自分の時給が最低賃金を下回っていないか不安な場合は、

契約時の時給と、勤務している都道府県の、

最新の最低賃金額を比べる、

というシンプルな確認方法があります。

昇給のタイミングを逃したまま、

最低賃金の引き上げ前の時給で、

働き続けているケースもあるため、

年に一度は自分の時給を見直す習慣をつけましょう。

給与明細と自分の計算が合わないときのチェックポイント

自分で計算した金額と、

給与明細の金額が合わないときは、

勤怠の締め日と支払われる期間のズレ、

休憩時間の控除、深夜・残業割増の有無、

の3点を順番に確認してみましょう。

多くの場合、締め日と支払月のズレが原因で、

「今月分」と思っていた勤務が、

翌月払いになっているだけということもあります。

掛け持ちしている場合の合算計算

複数のバイトを掛け持ちしている場合、

それぞれの給与明細を合計してから、

年間の収入を考える必要があります。

たとえば2つのバイト先の給与明細を合計し、

年末調整されない側の勤務先の年収が、

20万円を超えそうかどうかを確認しておくと、

確定申告が必要になるかどうかの、

目安をつかみやすくなります。

条件や申告のやり方の詳細は、

バイト掛け持ちの確定申告はいくらから必要?条件・やり方・しないとどうなるかで、

詳しく解説しています。

バイトの時給計算はどうやる?基本の計算式・早見表・深夜割増や交通費を踏まえた手取りの出し方:まとめ

バイトの時給計算は、時給×時間の基本式に加えて、

深夜割増・残業代・交通費の扱いを、

理解しておくことで、より正確に把握できます。

「時給×時間」の一発計算で終わらせず、

割増分と控除分の両方を一度自分の数字で、

計算し直してみると、求人票の数字と、

実際の手取りとのギャップに気づきやすくなります。

早見表を使えば、目標の月収に必要な、

勤務時間の目安もつかみやすくなります。

求人票の時給だけで判断せず、

自分の生活スタイルに合った条件で、

働き先を探したい方は、

アルバイトEXで探してみるのもおすすめです。

3 MINUTE JOB DIAGNOSIS

高時給だけで選ぶ前に。あなたに合う稼ぎ方を診断

高時給でも、合わない仕事は長続きしません。稼ぎやすさと続けやすさの両方を考えて、あなたがストレスを感じにくい働き方を先にチェックしてみませんか?

自分に合う稼ぎ方を診断する

無料・登録不要|12問・約3分で結果がわかります

この記事を書いた人
バイト三昧 編集担当T

バイト三昧 編集担当T

バイト三昧 編集部

飲食・販売・軽作業など、さまざまなアルバイト経験をもとに、 バイト選び・仕事内容・面接・働き方について情報を発信しています。 自身の経験だけでなく、企業の公式採用情報、厚生労働省、国税庁、日本年金機構などの一次情報も確認しながら、これから働く人が「自分に合うバイト」を見つけやすくなる情報を、できるだけわかりやすく紹介しています。

運営者情報を見る
REAL BAITO VOICES

応募する前に、リアルな口コミも確認。

実際に働いた人の体験を参考にして、仕事内容や働きやすさのイメージを具体的にしてみましょう。

口コミを探す口コミを投稿するバイトランキングを見る
FIND YOUR WORK STYLE

次は、あなたに合う働き方を
見つけてみませんか?

好きなこと、得意なこと、大切にしたい条件から、向いているバイトのヒントを整理します。

無料でバイト適性を診断する
無料・登録不要12問・約3分
NEXT READING

次に読むなら、こちら。

迷ったときに、頼れる場所でありたい。

バイト三昧は、応募前の不安から働き始めた後の悩みまで、必要な情報へ迷わず進めるサイトを目指します。

運営情報を見る